Q10ダミーとQ10アップグレードキット

2009年EPOCh (Enabling Protection for Older Children) により、CRSでの安全性を追求するため、衝突試験で使用する年長児ダミーの開発がはじまりました。

EPOChおよび EU FP7プロジェクトのCASPER (Child Advanced Safety Project for European Roads) は、乗用車における子供の安全性に注目しました。CASPERが既存のQシリーズダミーの改善に取り組んでいる間、EPOChはQシリーズに青少年を追加しました。議論の結果、10.5 歳の50パーセンタイルダミーが経験あるCRSユーザーグループに適合しました。

開発プロセス

Qシリーズの開発は、ヨーロッパプロジェクトからの資金提供により行われたため、個人または企業の設計所有権はなく、全情報は公共所有権となっています。弊社はこの情報を活用し、経験と知識に基づいて法規に準拠したQ 10ダミーを製造しました。開発の際には、公的資金を受けず、弊社が全て出資しました。

Q 10アップグレードキット

Q 10ダミーの衝突試験でのパフォーマンスを改善するアップグレードキットの内容は下記の通りです。

ショルダーカバーは、ベルトがショルダージョイントに巻き込まれる

現象を防ぎます。

スパインボックスは、ネック取付位置を修正し、質量を増加したことで、より人体の質量分布に近づきました。

アップグレードキット用スキャプラは、前面衝突および側面衝突試験用に再設計されました。

ぺルビスのバラストは、スパインボックスの質量増加を補うため、軽量化されました。

大腿部のフレッシュは、ソリッドモールドフレッシュに変更することで、ぺルビスと上部レッグの隙間にベルトが巻き込まれるリスクを低減させます。

下部レッグは、つま先を短くすることで、フロントシートとリアシートの間隔が狭い車両におけるダミーの設置を容易にさせました。

Euro NCAPと現行法規

Euro NCAPは2016年にQ 10とQ 6ダミーを用いたダイナミック・パフォーマンス・アセスメントを開始しました。

Q 10を使用する現行法規には、下記のものがあります。

  • Euro NCAP Assessment Protocol – COP v7.01
  • Euro NCAP and KNCAP – Offset Frontal Impact
  • Euro NCAP and KNCAP – Barrier Side Impact
  • UNECE R129

認証と校正

QシリーズはISO 17025の認定を受けたセルボンドのイギリス本社にあるATDテストラボにて校正・認証をしています。また、2021年6月より弊社の日本ATDラボで校正が可能となります。セルボンド製試験治具も販売しておりますので、ぜひご検討下さい。

CAEモデル

セルボンドQダミーのCAEモデルはaPLIのCAEモデルは日本CDH株式会社 (https://www.cdh.co.jp/jp/software/CELLBOND-PHITEC/)からご購入いただけます。

取扱説明書

取扱説明書はハードコピーとPDF形式で納品されます。

ダウンロード

セルボンドQ10ダミープロダクトパンフレット

 

Some of our Customers & Partners

the_title()
the_title()
the_title()
the_title()
the_title()
the_title()